今回は私の愛読書を紹介したいと思います。
もし、
「何かあったら会社が守ってくれるよね?てかそもそも何も起きないよね?」
「このままこの会社でのほほんとしていてもダメな気がするが、だからといって何をしたらいいかもわからない」
このようになんとなくでも本能的に現状に対して危機感のようなものをお持ちの方にはオススメの一冊になっています。
それがコチラ↓
コチラをお読みいただければ、ハンマーで強烈に頭を殴られたような衝撃を受けることでしょう!
ショック療法です(笑)
しかし、決して不安にさせるだけの不親切な本ではなく、不安訴求すると同時に、これから何をすべきかについても親切なアドバイスもたくさん盛り込まれています。
考えたくなかったかもしれませんが、これからの時代は、皆さんがそうなってほしくはなかったであろう未来に進むと思います。
つまり、終身雇用の時代は終焉を迎え、誰であっても、いつ職を失ってもおかしくない時代に突入しているということです。
誰かに依存していては生き残れないということです。いつまでも会社のブランドに甘えていてはいけないということです。
ならどうするか?
自分の腕を磨き、自分をブランド化するしかない、ということです。
(グサッ!胸に刺さりますよね~(^^;))
私はこの本を読んで、「今の会社に甘えてはいられない!自分でやるしかない!」という決心がつきました。私を奮い立たせてくれた一冊です。
これまで何度読んだかわかりません。
結論、めちゃくちゃオススメです!!!
(そもそも本当に良いものしか紹介しないスタンスなので、記事にしてる時点でオススメ商品であるのは決まっているんですけどね笑)
✅筆者情報(こーちゃん)
- 個人としては全くのノーブランド(泣)
- 個の力を高めていきたいと最近特に強く思うようになっている
- 30代半ばの一般サラリーマン
- 趣味:読書
Q:どのような本か?
新しい経済の基本的単位は、会社ではなく、個人になる。仕事は、固定化した管理組織によって与えられ、コントロールされるのではなく、既存の組織外で個人事業主の集団によって遂行される。電子で結びついたフリーランサー、すなわちEランサーが、流動的な臨時のチームをつくり、製品を生産・販売したり、サービスを創造・提供したりする。仕事が終わればチームを解散して再び個人事業主にもどり、次の仕事を求めてさすらう。-トーマス・マローン、ロバート・ローバッカー
本書より抜粋
いかがでしょうか。
冒頭でも述べましたが、これからの時代(今もすでにそうか?)の経済の基本的単位は「会社」ではなく『個人』です。会社が守ってくれる時代は終わりです。今後は、自分一人の力で生き抜いていく必要があります。
生き残る、あるいは勝ち抜くための方法は、会社であっても個人であっても何ら変わりません。
『ブランド化する』ということです。
本書はそういった「個人をブランド化したい」という方に向けた具体の指南書となっています。
Q:本書を購入した理由は?
「ブランド人になれ!」という本書のタイトルが、当時の私に強烈に突き刺さったからです。
当時の私は「このままではダメな気がする。。。」と現状に対して漠然とした不安を抱えていて、「もし仮に今の職場を辞めたとしても、職探しに困らないような、会社から必要とされるような、そんな人になりたい」と常に思っていました。
積極的に転職しようなどとは考えていませんでしたが、いつ何があるかわかりませんよね。いつ、どんな理由でクビになるかもわからない。そんな時に手札が少ないと心もとないですよね。選択肢が限られていると心にも余裕がなくなります。
「最悪を想定して最善を尽くす」という言葉があるように、万が一に備え、自分一人でもしっかりと生き抜いていけるだけの力がほしい、そう思っていました。
そんな中で本書のこのタイトル↓
「ブランド人になれ!」
胸に刺さらないわけがない(笑)
購入即決!それが本書の購入理由です。
Q:心に響いたところは?
「私は何になりたいのか」「私はどういうことで有名になりたいのか」「私がしているのは大切な仕事か」「生まれてきた甲斐がある仕事をやろうとしているか」ことあるごとに、自分にそう問いかけてみよう。
本書より抜粋
これは強烈に刺さりました!特に「私は何になりたいのか」という箇所が猛烈に胸に突き刺さりました!
ここがめちゃくちゃ大事なんですよね。ここが何も決まっていないと全ての行動が無駄になります。
「目標に向かって一直線に突き進む」という言葉のとおり、”目標ありき”なんです。
これは私が中小企業診断士2次試験対策で独自に考案した『課題解決フレームワーク』と同じ考えです。
先ずは自分の「あるべき姿」、「理想の状態」を決めることから始まります。それが決まれば自然に「課題」が明確になり、自ずと取るべきアクション(取組)が決まります。すべては『私は何になりたいか』という問いへの回答からはじまるということです。
ちなみに、私は今でも自分が何になりたいのか、よくわかっていません(笑)
「歩きながら考える」という方法もあるのかもしれませんが、きっと、無駄な遠回りをすることでしょう。。。
『自分が何になりたいのか早く決めろッ』とおしりを叩かれたような気がしたこともあり、この箇所がとても印象に残っています。
昔の職人は、仲間づきあいと世間の評判を大切にし、修練研鑽を怠らず、誇り高く、自分の腕一本を頼りに生きていた。これを現代の言葉に直すと、要するに、自分の名前をブランドにしていたということ。
本書より抜粋
心に響いた2か所目がコチラです。
いかがでしょうか?カッコよくないですか??(笑)
特に「自分の腕一本を頼りに生きていた」なんて、めちゃくちゃしびれますよね!
目指すべきはそこなんですよね。信じられるのは自分だけ、って感じがいいですよね。
つまりは、他社依存、会社依存をやめ、甘えを捨てろということでしょうか。
私なんてまだまだ会社に生かされているにすぎません。そんな現状に対する喝だと思いました。
見るだけでやる気がでるということで、この箇所も大変気に入っています。もっともっと自己研鑽に励みます!
現場に向かって走れ!現場の人たちと常に接触している人は、それだけでライバルに大きな差をつける。
本書より抜粋
これも本当に大事ですよね!
これは私も仕事をする上でとても大事にしていることです。現場に行かず、電話だけで確認する人、電話だけで済まそうとする人もたくさんいますが、経験上、現場のことを何も知らないで仕事ができる人を私は見たことがありません。
現場に行き、現場の人から直接話を聞く。face-to-faceがコミュニケーションの基本ですよね!一見不合理に見えて実はコレが最も仕事が円滑に進みます。
また、直接見てみないとわからないことがめちゃくちゃ多い!「百聞は一見にしかず」です。
これを見て、私は尊敬する先輩を思い出しました。いつまでもフットワークは軽くありたいものです。
Q:読んだ感想は?
いつ読んでもやる気が出る、読む度にやる気が出る、そんな一冊
会社依存、他社依存を一蹴し、「個の力を高めよ」という筆者の訴えがひしひしと伝わってきます。そして、そうでなければいけないという危機感を実際に私が思っているからこそ、心に響くのだと思います。
一人だけで常に高いモチベーションを維持するのは大変で、気を抜くとついつい甘えてしまう私ですが、そんなときにコレを見て自分に鞭を打ち、自らを奮い立たせています。常に傍に置いておきたい一冊です。
やるべきことはやはり「差別化を図ること」
でもこれはまさに、”言うは易く行うは難し”のいい例です。
簡単に差別化出来たら誰も苦労しませんよね。
だからこそ、自分の持てるリソースを自身の強みの構築に全振りする勢いが必要で、そうすることでオンリーワンの強みを構築でき、それが結果として他社との差別化につながるのだと思います。
本書ではこのことを表現を変えて繰り返し述べています。
『限りあるリソースを集中投下し、その分野における強みを構築し、その強みをフル活用して差別化を図る』
本書でも述べられているとおり、コレはまさにマーケティング的発想です。
決して本書が奇天烈なことを言っているわけではありません。とても普遍的なことです。
改めて、「私は何になりたいのか」を真剣に考え、残りの人生の限りある時間をそのことに全フリし、独自の強みを構築していきたいと思いました。
最後に一言
本書の本質は「差別化」であり、これはまさにマーケティング的思考です。そのため、本書が好きな方はマーケティングも好きかと思いましたので、最後にコチラも併せて紹介します↓
佐藤義典さんのマーケティングの本はどれもわかりやすく、すべての本を通して、佐藤さんの主張は全て一貫しておりブレが無い!!!
中でもこちらが一冊目として最適です↓↓
「マーケティング」と聞くとなかなか取っつきにくいイメージはありますが、こちらは物語でマーケティングを学ぶ仕組みとなっており、読みやすさはこの上なし!
コチラの書籍も職場の同僚には教えていません(笑)秘伝の書です。
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