【事例Ⅰ】(解答骨子作成法)問題要求『課題』

ブログ

 

本日のテーマは『課題』です。

 

頻出の問題要求ですので、しっかりとポイントを押さえてほしいと思います。

 

問題要求『課題』の場合の解答骨子について、詳しく解説します!

 

 

今回も『課題解決フレームワーク』をベースに、具体の解答骨子作成法をお伝えします。

 

今回はシリーズ第4回目となります。

 

1回目から順に見ていただくことで理解が深まります。まだご覧になっていない方は、先ずはそちらをご覧ください↓

 

解答骨子作成法

 

直接の問題要求は「課題」です。

 

「課題」とは、「現状」と「あるべき姿」の差(=ギャップ)のことです。

 

その「差」が生じた(現状とあるべき姿に乖離が生じた)原因は、「環境変化」に起因するかもしれません。

 

「課題解決フレームワーク」から、関係する要素を抽出すると次のようになります。

 

 

「環境変化」によって「現状」はこうである。「理想的にはこうあるべき(=あるべき姿)」だから、「課題」は○○である。

 

このような、「課題を認識するまでの流れ」がわかります。

 

これがそのまま解答骨子となります。

 

留意点

「課題」が問われた場合、与件文において、直接的に「課題」が記載されていることはほぼありません。

 

そのため、「環境変化」、「現状」、「あるべき姿」を与件文から読み取り、そこから「課題」を導き出しましょう。

 

このように、論理的に導き出した「課題」であれば、企業側にも納得してもらえる、ということです。

 

「課題はこうだ、こうだ、こうだ」といった単なる課題の列挙では、「なぜそれが課題なのか?」「なぜそれをやらなくてはいけないのか?」という疑問は払拭できません。企業としても理解に苦しむことでしょう。当然、高得点は期待できません。

 

まとめ

 

以上です。

 

ちなみに

これまで解説してきた問題要求「要因」や「理由」は、『過去の分析』です。

 

一方、今回解説した問題要求「課題」は、『将来への助言』です。

 

企業の社長が、わざわざ中小企業診断士に依頼してアドバイスを求めたいのは、『過去の分析』でしょうか?それとも『将来への助言』でしょうか?

 

もちろん、『将来への助言』です。

 

『過去』を分析し、その経緯を踏まえて、『将来』の課題について、中小企業診断士がアドバイス(助言)をする

 

そのため、『将来』型の問題要求に対応する際は、『過去』型の問題の解答内容を踏まえて解答する必要がある、ということです。

 

大変重要なことなので繰り返します。

 

『将来』型の問題要求に対応する際は、『過去』型の問題の「解答内容の流れ」を踏襲する必要がある

 

例えば、『過去』における成功体験が存在する場合、「そのモデルをそのまま真似して成功を再現」させるよう助言しましょう。

 

逆に、『過去』において失敗した経験があれば、「二度と同じ過ちを繰り返さない」ように助言する必要がありますね。

 

『過去』型の問題への「解答の流れ」を踏まえて、『将来』型の問題に取り掛かろう!

 

こーちゃん
こーちゃん

これを意識するだけ、『将来』型の解答の方向性はかなり絞り込めます

 

本日は以上です。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました