【事例Ⅰ】『企業の進むべき方向性』の具体活用方法(H29第1問)

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今回も『企業の進むべき方向性』の具体の活用方法について解説します。

 

【Level1】基本は経営資源の集中(自己形成)
【Level2】拡げる(攻める)
【Level3】 リスク分散(守る)

 

本日のお題

 

平成29年第1問
景気低迷の中で、一度市場から消えた主力商品をA社が再び人気商品にさせた最大の要因は、どのような点にあると考えられるか。100 字以内で答えよ。

 

前処理

問題要求は『要因』です。

 

そのため、解答骨子は

(過去の)取組 → 効果(→そして「現在」に至る)

となります。(解答骨子作成法についてはコチラをご覧ください↓)

 

具体の活用方法

「人気商品にさせた」ということは、「多くの方に選ばれる存在になった」ということです。

 

つまり、しっかりと「差別化」されていることが容易に想像できます。

 

差別化を図るためには『独自資源によって支えられた強みの活用』が必須です。

 

よって、方向性としては『Level1』であることが予想できます。

 

キーワード
取組:経営資源の集中、蓄積、育成、独自資源構築の取組、独自資源に支えられる強みの活用
効果:差別化

 

あくまでも「設問解釈」時点において想定されるキーワードです。

 

これらを全て解答に盛り込むわけではありません。実際は、与件文を読み、与件情報に基づいて解答を作成することになります。

 

こーちゃん
こーちゃん

2次試験は「知識」を問う試験ではありません。

これらの「キーワード」を想定できるようになれば、解答の「方向性」を把握しやすくなるということです。

 

以上です。

 

『企業の進むべき方向性』の使い方のイメージは掴めましたか?

 

「方向性」をイメージできれば、解答を組み立てやすくなります。

 

是非、この『企業の進むべき方向性』についての考え方を、しっかりと押さえてほしいと思います。

 

以上です。

 

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