使うべき教材はわかったけど『使い方』で注意点はある??
あるよ!過去問はこう使いましょう!
過去問の「正しい」使い方がわからない
こんなお悩みを解決します。
トレーニング始動
いよいよ具体的な2次試験対策をお伝えします。
2次試験の本質を理解し、そして、正しい教材をお買い求めいただいたら、あとは、トレーニングあるのみです!
ただし、せっかくの良い教材でも、使い方を間違えばトレーニング効果は1/10まで低下します。
(「1/10」に根拠はありませんが、決して大袈裟な数字ではないと思っています。)
そこで今回は、本質を踏まえた
『勝つための「正しい」トレーニングメニュー』
を伝授します。
このメニューを試験当日までやり続けてください。
ひたすらこのメニューをやり続けてください。
浮気せず、一途にやり続けてください。
そうすることで、望んだ「能力」が劇的に向上します!
このトレーニングの「濃さ」が勝敗を分けるカギ
[トレーニング①]80分時間制限付き過去問演習
💡トレーニング概要
- 本番と同じように80分の時間制限を設けて過去問演習を行う
- 本番と同じように80分以内で解答を最後まで書ききる
つまり、
「本番」の疑似体験を日頃から行う
ということです!
日々の過去問演習を常に本番だと思え!
ということです!
💡毎日が本番
この意識がとても大切です。
それは何故か?
理由は至って単純です。
だって、本番は80分ですよね?
本番は時間内に解答用紙を必死に埋めますよね?
だから『それを普段からやる』というだけです。
- 普段出来ないことは、試験当日も出来ない。
- 試験当日にいきなりパワーアップすることはない。
だから、普段から対策する必要がある。
理由は単純ですが、トレーニング効果はめちゃくちゃ高いです!
💡キツいからこそ…
「効果の高さ」は、裏返すとめちゃくちゃ負荷の大きいトレーニングメニューとも言えます(^_^;)
そのため、めちゃくちゃ脳が疲労します。 2次試験経験者であれば試験当日がどのくらいしんどいか御存知かと思います。それを2次試験当日まで何度も何度も行うのです。
キツくないわけがない!
でも、だからこそ「効く」のです!
キツいからいいんです!
キツくないトレーニングではどこも鍛えられません。軽いダンベルでは筋肥大は望めないのと同じ原理です。そんなラクなトレーニングで勝てるほど勝負の世界は甘くありません。
80 分の時間制限を設けず、たっぷり時間をかけて行う過去問演習であれば、誰だってそれなりの解答を作れます。負荷が小さすぎるのです。そんなトレーニングであればやる意味はありません。
2次試験は「80分」という短い時間で作成した解答のクオリティの勝負です。スピード感を無視した低負荷トレーニングでは鍛えたいレベルまで能力を鍛えるのは不可能です。 だから、本番と「同じ負荷」で、日頃からトレーニングを行いましょう!
コレです。
本番が80分という時間制限がある以上、普段の練習から「80分」の時間制限を設けて過去問演習を行いましょう!
そこに近道はありません。
💡危機感を持つ
80分では時間が全然足りないんだが…
それでもそれが現実である以上、先ずは、そのことをしっかりと受け入れましょう。
「やばい、全然時間が足りない。。。」
そう思えるだけで一歩前進です。
そう思うことから全てが始まります。
そう思うことさえできれば、
「もっと与件文読解の時間を短くしよう」
「どうしたら読解速度が上がる?」
「解答の下書きの時間がもったいないな~」
「どうしたら…?」etc.
このように思考が加速します。
- 本番と同じ条件で行う過去問演習でのみ、自身の「正確な」現在地を把握できる
- 現在地がわかれば、解決すべき「真の」課題が自然と浮き彫りになる
- それと同時に「危機感」を持つことができる
- 危機感は行動を加速させるブースター機能があるため、危機感を持つことが大切
💡注意点
最初のうちは時間制限無しでやろうかな
それはオススメできません!
気持ちはわかります。
特に学習初期の方であれば、いきなり80分の時間制限を設けた過去問演習はハードルが高いです。でも、それは非常に危険ですのでご注意ください。
何故なら、いつまでたっても「良し、今日から80分の時間制限を設けよう」は訪れないからです。「ある程度できるようになったら」の定義が曖昧なため「変化を起こすきっかけ」が無い限り、結局、そのまま試験当日を迎えるのが関の山です。
そうならないように、今から行う過去問演習は全て「80分」の時間制限を設けましょう。
はじめは高すぎるハードルに思えるかもしれませんが、それでも「80分の時間制限」は必ず守りましょう!
80分の時間制限を設けない過去問演習では「真の課題」は全く見えません!
現在地を正確に把握するためにも「80分の時間制限」は必ず守りましょう。
💡ちなみに
能力の高さは人それぞれなので、課題も人それぞですが、私の場合は残り30分になったら、強制的に解答を書き始めると決めていました。それが私なりのベストな時間配分でした。これは普段から80分の時間制限を設けた過去問演習を行っていたからこそ辿り着くことができた私なりの正解です(あくまでも「私なり」の正解です)。
あなた自身の課題を知るために、普段から本番を意識したトレーニングを行いましょう。間違っても80分を無視したトレーニングは止めてください。効果はゼロです。
トレーニング②「ふりかえり」
💡トレーニング概要
- 時間無制限
- ふぞろい合格答案(あるいはA答案)が「どのようにして考えて導き出されたのか」を自分自身がしっかりと腹落ちするまで考える作業
- 過去問に深くダイブする(←当ブログのタイトルです。)ことで読解力と思考力の飛躍的な向上が見込まれる。(浅い理解では思考力の向上は見込めません)
💡留意事項
- 中途半端な理解で切り上げないこと。
- 与件文や設問文の一言一句、そして、文脈を注意深く読む。
💡本質からみた「ふりかえり」とは
2次試験が『知識試験ではない』ことはこれまで繰り返し述べてきたとおりです。
つまり、
解答根拠は「与件文」を通して、皆平等に与えられている
ということです。
2次試験は、それを「どう読み」、「どう考え」、「どう解答としてまとめあげるか」の勝負です。
そのため、時間をかけて「ふりかえり」をじっくり行えば、ふぞろい解答がどこを、どのように読み、そして、どのように考えて作成したのかがわかります。
だって、解答の材料は皆平等に、与件文や設問文として既に与えられているのですから!!!
アイディア勝負の試験ではありません。
- 与件文を「一言一句」丁寧に読む。
- それを「わざわざ」書いた出題者の意図を読み取る。
- ワードが発するニュアンスを読み取る。(ワード単位で)
💡どれだけ深く潜れるか
このように深く深く「ふりかえり」に没頭することで、読解力と思考力が飛躍的に向上します。
「ふりかえり」は時間を気にする必要は一切ありません。
どこまでもどこまでも、深く深く潜りましょう。
私の場合は、最初のうちは一つの事例のふりかえりに一週間以上かけていました。一度掴んでしまえばふりかえりの時間は短縮されていきます。
“掴む”までは時間をかけましょう!
何事も「核」は深いところにある。
深く潜った方にしか本質は見えません。
まさにこんな感じです↓↓
深く深く過去問にダイブする。
そのようなふりかえりを通してのみ、真の実力が鍛えられます。
厚みが出て安定感が向上します。
一方、「浅い」ふりかえりでは絶対にこうはなりません。表面的で薄っぺらい状態では、2次試験の攻略不可能です。
- 「ふりかえり」は時間無制限
- 腹落ちするまでやめてはいけない
- 納得するまで深く深く潜ろう
2次試験は掴みどころのない試験だとおっしゃる方もいますが、それは単にしっかりと「読めてないだけ」かもしれません。
与件文をしっかり読めるようになれば、出題者からのヒントがわかるようになります。そうなれば解答のクオリティはいきなり安定します。
2次試験が能力を問われている試験だからこそ、その『能力』が一度身に付いてしまえば、初見の問題であっても安定的に得点できるようになります。
💡時間はたっぷり使おう
「深く読む力」が身に付くまでは、ふりかえりの速度は無視です。
過去問の回転速度は二の次です。
まずは、どれだけ時間をかけてもいいので一つ一つの事例に真剣に向き合い、120%腹落ちするまで「ふりかえり」を行ってください。
モヤモヤしたまま次の事例に進まないでください。
しっかり読む癖がつけば、回転率は後から自然と向上してきます。
ふりかえりを通じて「深く読む力」を養いましょう!
まとめ
ここまでお読みになってお分かりになったかと思いますが、2次試験突破に必要な能力は一朝一夕で身に付くようなものではありません。そこに裏技はありません。そこに近道はありません。毎日毎日、血の滲むような努力をするしかないのです。
ラクして合格しようとする魂胆があなたを最も合格から遠ざける。
本当に体育会系のノリですよね。
2次試験の本質は「スポーツの試合」と同じであるという意味がお分かりいただけたかと思います。
ここまでお読みになってもなお、「今日は知識対策をやろう」という方は、「今日は2次試験対策をサボろう」と言っているようなものです。
今日が試験当日だと思って過去問演習しましょう。
そして、深く深くふりかえりを行いましょう!
以上です。
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