2次試験では具体的に何を試されているの?
それは「3つの○○」です。
(「○○」ってなんだ…)
公式種目「2次試験」を攻略したいが、どこを鍛えればいいのかわからない
このようなお悩みを解決します。
本格的な2次試験対策に向けた「マインドセット」を確立するための最後の記事です。
これから皆さんが立ち向かっていく敵の正体(特徴)を、ここでしっかりと理解しましょう!
✔ この記事の目的
≫ 2次試験の特徴をしっかりと理解する
≫ 2次対策に向けたマインドセットを確立する
(おさらい)知識を問う試験ではないことに早く気付こう
前回の記事で口酸っぱく述べましたが、2次試験は”知識の保有量”を試す試験ではありません!
様々な「知識対策本」も数多く出版されておりますが、“知識”は不要です!
中小企業診断士を名乗る上で必要となる「知識を有しているかどうか」は、1次試験で既に確認済みということです。
- 2次試験≠学校のペーパーテスト
- 2次試験=スポーツの試合
- 2次試験対策≠覚える
- 2次試験対策=鍛える
故に
- 2次試験対策に近道はない
- 知識の有無は問われていない
- 「とりあえず暗記」は思考停止と同じ
- 「暗記」というラクな道に逃げるな
ここの理解がまだ不安の方は、一度コチラに戻って、2次試験の本質をしっかりと掴んでください。2次試験は「入り方」がとても大事です!
問われているのは「○○」
知識は問われていないとすれば、2次試験では一体何を試されているのでしょうか?
それはズバリ
『能力』
です。
「知識」と異なり、「能力」の向上はなかなか実感しづらいため、どうしても効果の見えやすい「知識対策」に走りがちですが、そこに落とし穴があります。
あくまでも2次試験は『能力』を問う試験ですので、そこは頭に叩き込んでください。
既に「能力」が備わっていた人ほど、能力ではなく知識対策について発信しがちですが、それは大間違いです!
本人が既に身に付けていた“能力”によって合格できたにすぎません!
決して知識対策によって合格できたわけではありません!
- 『能力』は見えづらいため、効果の見えやすい『知識対策』に走りがちだがそれが落とし穴
- 既に能力が備わっていた人ほど能力の大切さをわかっていない(故に知識論を発信しがち)
- 2次試験は『能力』を問う試験である!
鍛えるべき能力はこの3つ
結論から先にお伝えします。鍛えるべきは以下の3つの能力です。
- その①:読解力
- その②:思考力
- その③:記述力
💡①読解力
まず初めにお伝えしたいのが、
出題者は模範解答を用意している
ということです。そうでなければ「解答字数」の設定ができないからです。
また、出題者は必ず与件文に「模範解答へ導くためのヒント」を盛り込んでいます。
そうでなければ、誰も模範解答に近づくことはできないからです。
重要なことなので繰り返します。
与件文に、解答を作成するための「ヒント」が必ずある
2次試験は、アイディア勝負、ひらめき勝負の試験ではありませんよね。
ここで大切なのが「ヒントを見逃さずモレなくピックアップすること」です!
だから、『読解力(理解力)』が必要なのです。
過去問をひたすら解いて読解力を鍛えましょう!
解答は問題文にあるヒントから導き出すのであって、決して知識で解答するものではありません!
読解力を鍛えて、出題者がわざわざくれた「ヒント」を見逃さないようにしよう!
💡②思考力
2次試験突破のために必要な「思考力」とは、
因果関係をハッキリさせること
です。
2次試験では、公式に当てはめて解くような問題はほぼ出ません。
企業によって状況は様々なので、それに応じた最善策を考える必要があるためです。
そのために必要となる能力が「思考力」ということです。
与件文から読み取った情報を元に、論理的に考え、因果関係をハッキリさせる、そんな能力が求められます。
事前に用意した知識は一切使えません。
与えられた情報から考えるのです。
まさにスポーツの試合そのものです!
思考力を鍛えて、因果関係を整理しよう!
💡③記述力
あたり前のことですが、2次試験は「筆記」試験です。
つまり、例え考え方が合っていたとしても、それを解答用紙に「読み手に伝わるように」書けなければ点数にはなりません。
解答作成のポイントは、
- 日本語的に正しい文章を書くこと
- 因果関係がハッキリした文章を書くこと
- 冗長的な表現は避け、端的な表現に努めること
- 多面的に複数の論点を盛り込むこと(そのためにも端的な表現が必須)
です。
記述力を鍛えて、中身の濃い解答をスピーディーに書けるようにしよう!
2次試験に手応えを感じていない方必見
ここで、私の運命を変えた一冊をご紹介します。
ハッキリ言って、コチラの書籍に出会わなければ、2次試験の本質は一生わからないままで、2次試験合格は夢のまた夢だったでしょう。
残念ながら現在は中古品しか市場には出回っていないようです。
ところがどっこい!朗報です!
このとおり、まさかの斎尾氏ご本人からこのようなありがたいご連絡をいただきました!
こちらに『世界一やさしい答案作成術』の1章の内容がそのまま掲載されているとのことです!
更に、2章以降はPDFデータでご提供いただけるとのこと…
つまり、わざわざ中古で買う必要はありません!笑
この本に出合うまで、私は2次試験の本質が全くわかっておらず、「知識」の詰め込みで乗り切れると勘違いしてしまい、結局何年も失敗し続けました。
是非この本を信じて、この本に時間と労力を投じてください!
間違いなく合格に近づきます!
安易な知識詰込みにだけは走らないようにしてくださいね!
力業でどうこうなる試験ではありません!思考停止はNGです!
コチラを読み込み、そして、『能力』を鍛えましょう!
『知識対策は間違った勉強法である』
肝に銘じます!
中小企業診断士の“存在意義”
企業によって直面している問題、課題は様々です。
だから、企業ごとの最善策を考えてあげましょう!
「知識」で対応できるなら、それは中小企業診断士ではなく、それこそ「AIの土壌」です。中小企業診断士の存在意義がなくなり、AIに仕事を奪われるでしょう。
でもそうではないですよね。
「知識試験ではない」ということに早めに気づき、そして、3つの『能力』向上に全力を注ぎましょう!
新章突入
これで、第1章「マインドセット」編が終了です。
「2次試験とはどういう試験なのか?」という多分に抽象的なお話であったため、難しく感じた方がいたかもしれません。
しかし、2次試験対策は「入り方」がとても重要です。ここを理解せずに、いきなり具体の対策に入るから事故が起きるのです。
そのため、第1章を繰り返しご覧いただき、「2次試験の本質」、「2次試験の正体」をしっかりと掴んでから新章へお進みください!
第2章からはいよいよ「トレーニング教材準備」編のスタートです。
以上です。
2次試験合格ノウハウを一つに凝縮した私の集大成がコチラです。
本気で合格したい方に向けて、本気で書きました。
≫【全力解説】2次試験対策の結論
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