「社会人になったばかりで仕事の進め方が全くわからない」
「仕事にどのように向き合えばいいかわからない」
このようなお悩みを抱える若手ビジネスマンから、
「中堅社員となり、部下も抱えるようになったため、今一度仕事の進め方を見直して、部下をしっかりとマネジメントできるようになりたい」
「これまでの仕事の進め方、やり方を一度棚卸しし、そして改めるべきところは改め、ここから更に仕事に熱を入れていきたい」
このような中堅社員の方、
さらに、
中小企業診断士の資格はとったものの、コンサル経験が全くないコンサル初心者(←私)
に朗報です。
本日ご紹介する書籍を見れば今抱えているモヤモヤはかなりスッキリとするはずです。
それがコチラ↓
Amazon prime会員なら、kindle版がなんと「0円」です!
読まない手はありませんよね!
本書には、身に付けることで一生役に立つスキルが厳選されています。
特定の業種でしか使えないようなニッチなスキルではありません。私の大好きな『普遍的』なスキルです。
だからこそこのスキルは時代を超えます。今も昔も、そして当然、これからもずっと役に立つスキルがふんだんにご紹介されています。決して一過性のスキルではありません。
本書で紹介されているスキルは、各界で活躍していた元コンサルタントに取材して厳選したスキルですので、そのスキルの威力は折り紙つきです。
30代半ばとなり、ある程度仕事をしてきた私としては「そうそう。そのとおりなんだよな~」という箇所が山ほどありました。
✅筆者情報(こーちゃん)
- 30代半ばの一般サラリーマン
- 趣味:読書
- 本当にいいものだけを紹介します(本当に使用したのかどうかもわからない「オススメ○選」のような中身の無い記事は絶対に書かないことを誓っている男)
Q:どのような本か?
私が解説するよりもコチラを読んでいただいたほうが、本書がどういうものかおわかりになると思います↓
本書は、社会人一年目からベテランまでのみなさんに、普遍的に役立つスキルを身につけてもらいたい、それも、一過性のものではなく、 15年、 20年と、生き続けるスキルを身につけてもらいたいと思って書きました。決して、コンサルティング会社に勤める人のためだけのものではありません。
本書より抜粋
各界で活躍する元コンサルタントの方に取材をし、 15年前の新人時代を思い出してもらうことにしました。そして、新人時代に学んだことのなかで、 15年たっても記憶に残っていること、 15年たっても役に立っていること、つまり、職種・業界が変わっても通用し、また、リーダーや経営者の立場になっても通用していることを挙げてもらいました。それこそが、 15年間磨かれ光り輝くようになった、ダイヤモンドの原石にあたるようなスキル・経験だからです。そして、そのスキル・経験について、わたしのほうから一般的な解説を加えたものが本書ということになります。
本書より抜粋
本書を読むことで、・職業を問わず、業界を問わず、 15年後にも役立つ普遍的なスキルを・社会人一年目で学んだときの基礎的なレベルから理解できるようになります。
本書より抜粋
いかがでしょうか。本書のイメージは掴めましたでしょうか?こんな本です!(ラクしてすみません笑)
ここを読むだけでグッと心を鷲掴みにされますよね!
本書で紹介されるスキルは大きく4つのカテゴリーに分けられるため、4章構成で解説されています。そのカテゴリーは①話す技術、②思考術、③デスクワーク術、④ビジネスマインド、の4つです。そして章ごとに更に細かくスキルが解説されている構成になっています。
これら4つのカテゴリーはどれも気になっちゃいますよね。
「このカテゴリーのスキルは完璧だから読まなくてもいいや」と言えるものが一つでもありますか??自慢ではありませんが、私はありませんでした!(笑)
Q:本書を購入した理由は?
中小企業診断士試験の勉強時から「コンサル」という職業が気になっていたから
大学卒業後から今に至るまで勤めている会社はコンサル会社ではありません。そのような中で中小企業診断士の勉強をスタートしました。
はっきり言って、資格取得後のことまでしっかりと考えていたわけではなく、自己啓発の一環として勉強をしたにすぎなかったため、当然コンサルに求められるスキルなどは当時全く知る由もなく。。。
その後、運よく中小企業診断士試験に合格することができ、「せっかく資格を取ったんだし、それを活かせないかな?」という気持ちが若干芽生え始めたころ、コチラの本と出会いました。
「コンサル一年目が学ぶこと」
というタイトルが、
「えっ、俺のためにわざわざ誰かが本を書いてくれた??」
と思ってしまったほどで、例のごとく、気が付いたら本書とレシートを握りしめていました(笑)
Q:心に響いたところは?
きみたちは一年目だけれども、一人のコンサルタントです
本書より抜粋
ここでは、ベテランコンサルタントのグローブを磨いていても、試合に貢献しているとはみなされない。きみが打席に立てる場面はまだ限定的かもしれないけれど、その機会がきたら、ヒットを打ちなさい。そうでなければ、いずれチームから必要とされなくなる。
本書より抜粋
グサッときませんか?
特に若手ビジネスマンほど胸に突き刺さるのではないでしょうか。遠慮ばかりしている人といえばまだ聞こえはいいかもしれませんが、単に「若手」であることを1つの特権にしてただ単に甘えているだけなんです。
しかし、それではダメなんです!
顧客にとってはそんなことは一切関係ない!
「自分はどれだけ会社に『貢献』できているか」
ということです。
そこにはベテランも若手も関係ありません。貢献できない人を雇うほど会社も余裕はありませんよね。
ここの部分を読んで、非常に納得すると同時に、ピリッと刺激を受けました。
Quick and Dirtyか、 Slow and Beautyか?
本書より抜粋
当然本書ではこの2択のうち「Quick and Dirty(→汚くても素早く)」であるべきと解説されています。
これは皆さんもよく聞くことではないでしょうか。
この英語表現は初めて見ましたが、私も仕事をする上で「スピード」はとても重視しています。
理由は至って単純で、時間をかければかけるほど、相手の期待値が上がってしまうからです(笑)。
時間をかけてでも、「Slow and Beauty」ならまだ許されますよね。
でも、実際には、時間をかけたところで「Beauty」には程遠く、時間をかけたにもかかわらずロクな資料が出来ない、ということが大半です。(私は何を自信満々に言っているのでしょうか。。。恥)
つまり、「Quick and Dirtyか、 Slow and Dirtyか」の2択です。
結局「Dirty」なんです!
なら当然、選ぶべきは『Quick and Dirty』一択ですよね。
粗々でもいいのでとりあえず見せて資料の方向性を確認する、この確認作業はきれいな資料である必要は一切ない!
ただし、最低限の自分の考えは資料に反映させるようにしています(私はこう思ったので、このような資料の構成にしましたが、いかがでしょうか?といった具合です。)
何故か私の仕事のすすめ方になってしまいました笑
改めて自分の仕事のすすめ方を確認できたという意味で、とても印象に残っている箇所です。
上司ではなく、クライアントを助けること。クライアントの成功に対して、彼はコミットしていました。それが、クライアントに伝わったのです。がんばることにコミットしてはいけない。社内の上司にコミットしてはいけない。仕事の成果に対してコミットすること。常に自分が貢献する相手にコミットメントをもつ。
本書より抜粋
- コミットする対象は、常にクライアントであり、決して上司ではない
- クライアントを起点に考え、彼らの求めるものを約束どおりに実現する
この考えを見たときは頭をカナヅチで殴られたかのような衝撃を受けました。
確かに今の私の仕事内容は、クライアント・顧客までの距離が遠く、どうしても「がんばり」が『社内』に向いていたのは否めません。
でも本来はそうではいけないはずですよね。
会社の価値は「クライアント」に提供した価値で決まります。
普段から意識しようと思うと同時に、特に今後はコンサル業を視野にいれていた自分としてはめちゃくちゃタメになった箇所でした。
Q:読んだ感想は?
本書の購入理由で述べたとおり、私は「コンサル一年目」というワードに惹かれて購入したクチですが、実際に本書を読み、そして、普遍的なビジネスマインド、普遍的なスキルに関するわかりやすい解説に触れて思ったのは
「もっと早く出会いたかった」
ということです。
本当に、社会人一年目にこの本に出合いたかった!
悩みに悩んでいた当時の私にタイムマシーンで届けてあげだいと本当に思います(TT)
逆に言えば、社会人一年目からこの本に出会えた人は幸運でしかない!
そして、一年目からこれらのスキルを身に付けたとしたら、、、考えただけでも恐ろしいですね。
「今年はすごい新人が入ったぞ!!!」と社内で有名になること間違いなし。コンサルに限らず、社会人なら全員読むべき本だと思いました。私がタイトルをつけるとしたら『社会人全員が学ぶこと』です。(そのままやないか~い笑)
最後に一言
やはり本書に対して思うことは「もっと早く出会いたかった」ということです。
私は社会人デビューし既に十数年経過していることもあり、本書の多くが「うわッ、マジか!そうだったのか!」よりも『そうだよね、そうだよね、ホントそうなんだよね~』でした。
これまでの業務経験から、同僚や先輩、上司からビシバシ鍛えられ、経験として理解していた部分がとても多かったです。それを文字として形式知化されたものを改めて見ることで、自分の頭の中も整理できるため、それだけでも読む価値アリですが、やはり本当のオススメは「若手ビジネスマン」です。
学生気分がまだ抜けず、社会の厳しさに打ちのめされている若手ビジネスマンに、「社会の攻略本」として読んでいただきたいと本当にそう思います。
コメント